商品の入庫・出庫を記録・管理するアプリを作成します。関連レコード参照とドロップダウンの使い方、集計に使える数値設定も学べます。
所要時間:約30〜45分 / 難易度:中級

📌 前提条件

このチュートリアルは 商品マスタ アプリから商品を参照します。先に「商品マスタを作る」チュートリアルを完了し、商品データを1件以上登録しておいてください。

📋 このチュートリアルで作るもの

「入出庫管理」アプリを作成し、商品マスタと連携したサンプルデータを1件登録するまでの手順を解説します。

フィールド名種類設定
商品名関連レコード(参照)参照アプリ:商品マスタ / 表示フィールド:商品名 / 必須
入出庫区分ドロップダウン選択肢:入庫(1) / 出庫(-1) / 必須
日付日付必須・初期値:当日
数量数値必須
入出庫数量計算フィールド計算式:入出庫区分 × 数量(入庫は正・出庫は負)・自動計算
取引先・仕入先テキスト(1行)任意
担当者テキスト(1行)任意
備考テキスト(複数行)任意

🚀 手順

手順1:ダッシュボードを開く

ログイン後のダッシュボードを表示します。左メニューの「➕ 新規アプリ作成」をクリックします。

手順2:アプリ名を入力する

アプリ名の欄に「入出庫管理」と入力します。

手順3:「商品名」フィールドを追加する(関連レコード参照)

左パレットの「計算・参照系」から「関連レコード(参照)」をキャンバスにドラッグします。フィールド名を「商品名」に変更し、右パネルで「参照アプリ」に 商品マスタ、「表示フィールド」に 商品名 を選択します。「必須」もオンにします。

💡 関連レコード(参照)とは?
他のアプリに登録されたデータをドロップダウンで選択できるフィールドです。商品マスタに商品が登録されていないと選択肢が表示されません。

手順4:「入出庫区分」フィールドを追加する(ドロップダウン)

左パレットの「選択・複数選択系」から「ドロップダウン」をキャンバスにドラッグします。フィールド名を「入出庫区分」に変更します。

「選択肢」ボタンをクリックし、モーダルに以下を1行ずつ入力して「保存」します。

入庫(1)
出庫(-1)

「必須」チェックボックスをオンにします。

💡 括弧内の数値について
括弧内の数値(1 と -1)は計算フィールドで使われます。画面上は「入庫」「出庫」と表示され括弧は非表示です。

手順5:「日付」フィールドを追加する

左パレットの「日付・時刻系」から「日付」をキャンバスにドラッグします。「初期値当日」チェックボックスをオンにして「必須」もオンにします。

手順6:「数量」フィールドを追加する

左パレットの「テキスト・入力系」から「数値」をキャンバスにドラッグします。フィールド名を「数量」に変更し、「必須」をオンにします。

手順7:「入出庫数量」フィールドを追加する(計算フィールド)

左パレットの「計算・参照系」から「計算」をキャンバスにドラッグします。フィールド名を「入出庫数量」に変更します。

計算式の入力欄に「フィールド挿入」ボタンが表示されます。次の手順で式を入力します。

  1. 「フィールド挿入」ボタンをクリックし、一覧から「入出庫区分」を選択 → 式に挿入される
  2. 演算子ボタンの「*」(掛け算)をクリックする
  3. 再度「フィールド挿入」ボタンをクリックし、「数量」を選択 → 式に挿入される

計算式の欄が {field_2} * {field_4} のようになっていれば正しく設定されています(フィールドキーの番号は追加順によって異なります)。フィールドキーは { } で囲まれた形式になります。計算式の入力欄の下には演算子・文字列を挿入できるボタンが並んでいます。

💡 計算フィールドとは?
他のフィールドの値を使って自動計算するフィールドです。入出庫区分の括弧内の数値(入庫=1、出庫=-1)と数量を掛け合わせることで、入庫は正の値・出庫は負の値として入出庫数量が自動的に求まります。在庫集計でそのまま合計できるため、複雑な設定が不要になります。

手順8:「取引先・仕入先」フィールドを追加する

左パレットの「テキスト・入力系」から「テキスト(1行)」をキャンバスにドラッグします。フィールド名を「取引先・仕入先」に変更します。任意項目のため「必須」はオフのままにします。

手順9:「担当者」フィールドを追加する

同じく「テキスト(1行)」をドラッグし、フィールド名を「担当者」に変更します。(任意項目)

手順10:「備考」フィールドを追加する

左パレットの「テキスト・入力系」から「テキスト(複数行)」をキャンバスにドラッグします。フィールド名を「備考」に変更します。(任意項目)

手順11:アプリを作成する

右下の「💾 アプリを作成」ボタンをクリックします。アプリが作成され、レコード一覧ページに自動的に移動します。「レコードがありません。」と表示されれば成功です。

手順12:新規追加フォームを開く

+ 新規追加」ボタンをクリックするとデータ入力フォームが表示されます。

手順13:テストデータを入力する

以下のデータを入力して動作を確認します。

フィールド入力値
商品名ドロップダウンから登録済みの商品を選択
入出庫区分入庫
日付(自動入力・今日の日付)
数量100
入出庫数量(自動計算・入力不要)→ 100 と表示される
取引先・仕入先A商社
担当者テスト太郎
備考テスト入力です

手順14:データを保存する

✅ 決定」ボタンをクリックするとデータが保存され、「✓ レコードを保存しました」と表示されます。

手順15:レコード一覧で確認する

レコード一覧ページに戻ると、登録したデータが表示されます。「入出庫数量」列に自動計算された値(入庫なら正・出庫なら負)が表示されていれば完成です。

📊 集計での活用

「入出庫数量」フィールドは入庫を正・出庫を負の値として自動計算します。クロスアプリ集計ビューでこのフィールドを「合計」集計すれば、複雑な設定なしに在庫増減を求められます。

操作区分の値入出庫数量(自動計算)集計への影響
入庫100個入庫(1)+100在庫が増加
出庫30個出庫(-1)−30在庫が減少

チュートリアル完了!
入出庫管理アプリの作成とデータ登録が完了しました。商品ごとの入出庫を記録し、在庫変動を管理できます。

🎯 次のステップ

  • 複数の商品について入出庫データを登録する
  • グラフ機能で入出庫の推移を可視化する
  • CSVエクスポートで帳票・Excelに書き出す
  • 棚卸アプリと組み合わせて在庫管理の精度を高める