「成形」は、同じアプリ内にある別のフィールドの値を切り出し・加工して、自動的に表示するフィールドです。バーコードやハンディターミナルから読み取った長い文字列から、必要な部分(品番だけ・ロット番号だけ・末尾の連番だけ)を取り出したいときに使います。ユーザーが直接入力することはなく、常に加工元のフィールドの値から自動的に求められます。

ℹ️ テーブルフィールドの中にある「成形」列と同じ仕組みで、こちらはテーブルの外(単独のフィールド)で使える版です。

🛠️ フィールドの追加と設定

ビルダー(フィールド設計)画面で、左のフィールドパレットから「✂ 成形」をキャンバスに追加し、フィールド名を入力します。続いてフィールド内の「設定」ボタンを押すと「成形 設定」画面が開きます。

設定項目説明
対象フィールド加工元にするフィールドを、同じアプリ内の他のフィールドから1つ選びます(自分自身は選べません)
セパレータ値を区切る文字。空欄なら区切らずそのまま扱います。<CR><ESC><0x1C> のような制御文字の表記も使えます
分割インデックスセパレータで区切ったあと、何番目を使うか。0=最初、1=2番目…。セパレータが空欄のときは無視されます
開始位置取り出す開始文字位置。0=先頭から。マイナス値は後ろから数えます(例:-4 なら末尾4文字目から)
取得文字数取り出す文字数。0=開始位置から最後まで

🔤 加工のしくみ(処理される順番)

  1. 対象フィールドの値を取得する
  2. セパレータが設定されていれば、それで分割し「分割インデックス」番目を取り出す
  3. 取り出した文字列に対して「開始位置」から「取得文字数」分を切り出す

設定例

対象フィールドの値設定成形フィールドに入る値
ABC-1234-5678セパレータ - / 分割インデックス 11234
ABC-1234-5678セパレータ空欄 / 開始位置 0 / 取得文字数 3ABC
ABC-1234-5678セパレータ空欄 / 開始位置 -4 / 取得文字数 05678

📝 入力画面での見え方

成形フィールドは読み取り専用で表示され、直接入力することはできません。加工元のフィールドの値を変えると、その場で表示が更新されます。保存時にはサーバー側でも同じ計算をやり直すため、表示と保存内容がずれることはありません。

CSVインポートや連携アプリからの取り込みでも、成形フィールドの値は取り込み時に自動で計算されます。CSVに成形フィールドの列があっても、その値は使われず、常に加工元の値から求め直されます。

よくある質問

Q. 計算フィールドとの違いは何ですか?
A. 計算フィールドは数値の四則演算や条件判定を行うためのものです。成形フィールドは数値計算ではなく、文字列を切り出すためのものと考えてください。

Q. 加工元のフィールドを2つ以上組み合わせられますか?
A. できません。対象フィールドは1つだけです。複数段階の加工が必要な場合は、成形フィールドを2つ用意し、1つ目の成形フィールドを2つ目の対象フィールドに指定してください。

Q. 対象フィールドを削除・変更するとどうなりますか?
A. 加工元が無くなると成形フィールドの値は空になります。ビルダー画面で「設定」を開き、対象フィールドを選び直してください。

Q. バーコードリーダーやCOMポート読取と組み合わせられますか?
A. できます。読み取った値が入るフィールドを対象フィールドに指定すれば、読み取りと同時に必要な部分だけが切り出されます。テーブル形式で一括読取する場合は、テーブルフィールドの「成形」列をご利用ください。