紙やExcelで使っている帳票(点検記録表・チェックシート・申請書など)を、見た目をほぼそのまま入力画面にしてアプリを作る機能です。Excelファイル(.xlsx)をアップロードすると、セルの並び・結合・罫線を読み取って入力欄を自動で配置します。あとからビルダーで微調整して、「アプリを作成」ボタンで完成します。
この機能は管理者のみが使えます。左メニューの「🛠️ アプリ作成」グループにある「📗 Excel帳票からアプリ作成」から開きます。

作り方(3ステップ)
ステップ1:Excelファイルを選ぶ
「Excel帳票からアプリ作成」を開き、枠をクリックして.xlsxファイルを選び、「次へ」を押します。古い形式(.xls)の場合は、Excelで「名前を付けて保存」から.xlsxで保存し直してください。

ステップ2:判定結果を確認する
アプリ名を入力し、プレビューで「どのセルを入力欄・ラベルにしたか」を確認します。色分けは次のとおりです。
- 青:入力欄(ラベルの文字がフィールド名になります)
- 黄:ラベル(入力欄のない文字。項目名や注意書きとして表示されます)
- 白(点線):枠だけの空白/灰:取り込まない
下の「判定の確認」一覧で、フィールド名の修正と、判定の変更(入力欄:テキスト/複数行テキスト/数値/日付、ラベルのみ、取り込まない)ができます。複数のシートがあるブックは、上部のシート選択で切り替えられます。

ステップ3:ビルダーで仕上げて「アプリを作成」
「ビルダーで仕上げる」を押すと、アプリ作成画面(ビルダー)が開き、帳票のとおりにフィールドが並んだ状態で表示されます。必要に応じて枠線や幅を調整し、画面下の「アプリを作成」ボタンを押すと完成です。このボタンを押すまではアプリは作られないので、途中でやめても何も残りません。

入力欄・ラベルの判定ルール
| Excelの状態 | 取り込み結果 |
|---|---|
| 文字のセルの右が空セル(左に項目名・右に記入欄) | その2つを1つの入力欄にまとめる。項目名がフィールド名になる |
| 文字のセルの下が空セル(上に項目名・下に記入欄) | 同上(上下をまとめて1つの入力欄にする) |
| 右も下も空セルのとき | 枠線のある側を優先。同じなら右を入力欄にする |
| 隣に入力欄になる空セルがない文字(タイトル・注意書きなど) | ラベル(セルラベル)として配置する |
| 結合セル | 入力欄の幅(列数)・高さ(行数)になる |
| 罫線 | 上・右・下・左の枠線(なし/細/太)になる |
| 空セルの表示形式が日付/数値 | 入力欄の種類が日付/数値になる(それ以外はテキスト) |
罫線のある帳票では、枠で囲まれた空セルだけを入力欄の候補にします。タイトルや注意書きの隣の空きを、誤って入力欄にしないためです。罫線のない帳票では、隣の空セルをすべて候補にするため、判定の確認でラベルのみに直す場面が増えます。
横軸が日付の帳票は「1日1レコード」で取り込めます
1か月分の日付(1〜31日)を横に並べたロット記入帳や点検表のような帳票は、セルの配置のまま取り込むと日付ごとのマス目が1つの入力欄にまとまってしまいます。そこで、ステップ2で「横軸が日付の表」が見つかったときは、1日分を1件のレコードとして入力するアプリに変換できます。
1行に1,2,3…と連続する数字が7つ以上横に並んでいる行を日付の見出しとみなします。見出しより下の行のうち、左側に項目名がある行が、1行につき1つの入力項目になります。

- 先頭に「日付」フィールドが付きます。入力画面を開いた日の日付が自動で入ります
- 項目名の左に品番などの文字があるときは、「ジョイント(A-1001)」のように並べてフィールド名にします。名前は一覧で直せます
- フィールドの型(テキスト/数値/日付)は、日付の見出しの直下のセルの表示形式で決まります。ロット番号のように文字を入れる項目はテキストのままで使えます
- 「作業者」「担当者」「記入者」「確認」「承認」などの行は、初期値にログイン中ユーザーの氏名(
{user_name})が入った状態で表示されます。別の人が入力する項目は、初期値を空にしてください - 取り込みたくない行は、「取り込む」のチェックを外します
- 帳票どおりのレイアウトで取り込みたいときは、「帳票のレイアウトをそのまま再現する」を選びます
「ビルダーで仕上げる」を押すと、ビルダー画面に日付と各項目が並びます。ここで並び順や幅を直し、「アプリを作成」を押すと完成します。

完成したアプリの入力画面では、日付と作業者・確認が自動で入ります。ロット番号だけを入力して「決定」を押すと、その日の1件として登録されます。


1か月分を横に並べた一覧表のような表示や印刷は、この方式ではできません。日付ごとの記録はレコード一覧で確認します。
ビルダーで帳票レイアウトを調整する
Excel取り込みを使わなくても、ビルダー(アプリ作成画面)で帳票のようなレイアウトを作れます。
- 表示列数を最大50列まで指定できます(数値を入力)。列数を増やして、各フィールドの幅・高さで占めるマス目を決めると、Excelのような細かい配置になります
- 各フィールドカードの「▦」ボタンで、幅(列)・高さ(行)・枠線(上・右・下・左をそれぞれ「なし/細/太」)を設定します
- 入力欄のない項目名・注意書きは、フィールド種類の「見出し」を置き、「▦」でサイズを「セルラベル(小)」にします
- 「空白」フィールドに枠線をつけると、枠だけのマスとして表示されます(帳票の空欄の罫線に使えます)
- 枠線を設定したアプリは、列の間隔を詰めて罫線がつながるように表示されます

スマートフォンで開いたときは、列数や幅の設定に関わらず、自動で1列の縦並びになります(画面幅600px以下)。細かい帳票でも、スマホでは項目が上から順に並んで入力できます。
CSVからアプリを作る場合も同じ流れになりました
「CSVからアプリ作成」も、列のタイプを確認して「ビルダーで仕上げる」を押すと、ビルダー画面が開きます。ここで調整して「アプリを作成」を押すと、アプリとCSVのデータが一緒に登録されます。ビルダーでフィールドを削除した場合、その列のデータは登録されません。
できないこと・注意点
- 列の幅はすべて均等になります(Excelの列幅は反映されません)。幅を広くしたい項目は、ビルダーで「▦」ボタンを押し、幅(列数)を増やして広げてください
- 「左に項目名・右に入力欄」の帳票でも、項目名は入力欄の上に表示されます
- 表のように空行が何行も続く部分は、入力欄が1行分だけになります。必要な行数はテーブルフィールドを使うか、ビルダーで入力欄を追加してください
- Excelに入っている文字以外(数式の結果・画像・図形など)は取り込みません。入力欄は常に空で作られます
- 最大50列・200行までです。範囲が広いシートは、必要な部分だけを別シートにコピーして取り込んでください
よくある質問
Q. 入力欄にならずラベルになってしまいます。
A. 罫線のある帳票では、空セルが枠で囲まれている(上下左右のうち3辺以上に罫線がある)ことが入力欄の条件です。ステップ2の判定の確認で、そのセルの判定を「入力欄」に変更できます。
Q. 日付の欄がテキストになっています。
A. 空セルの表示形式が日付になっていると日付欄として取り込みます。判定の確認で「入力欄:日付」に変更するか、ビルダーでフィールド種類を変更してください。
Q. 日付が横に並ぶ帳票なのに、「横軸が日付の表」と表示されません。
A. 日付の見出しが、1,2,3…と連続する数字で7セル以上並んでいる必要があります。「1日」「2日」のように文字が入っている、数字が途中で途切れている、見出しが1列目から始まっている(左に項目名の列がない)場合は検出されません。その場合は従来のレイアウト再現で取り込むか、見出しを数字に直してから取り込んでください。
Q. 取り込み後に、並びや枠線を直せますか。
A. 直せます。ステップ3のビルダー画面で、フィールドの順序変更・幅や高さ・枠線・名前の変更・追加と削除ができます。
Q. 左メニューの項目が見つかりません。
A. アプリ作成・集計・設定に関する項目は、「🛠️ アプリ作成」「📊 集計」「⚙️ 設定」のグループにまとめました。▶を押すと開きます。「連携」と「不具合報告」は「設定」の中にあります。
